鉢盂供養の順番と作法 — 四つの鉢でいただく精進
鉢盂供養(パルコンヤン)は、お坊さんたちが鉢盂(パル)という器に食べる分だけを受けて音を立てずにいただき、最後に水で器をすすいでその水まで飲む、韓国のお寺の食事作法です。托鉢とは違い、お寺の中でいただく食事の作法で、日本の禅寺の応量器による食事に近いものです。一般にご飯・汁・おかず・澄んだ水(清水)を四つの鉢に分けて盛り、広げる → 受ける → 食べる → すすいで飲む → 洗い流す → 片づけるの順で行います。オンラインのお寺合掌(Hapjang)の寮舎の大部屋では、初めての方向けの6ステップで鉢盂供養を体験できます。
- 場所
- 寮舎の大部屋
- 鉢
- 4つ(ご飯・汁・おかず・清水)
- ステップ
- 6ステップ、竹篦(チュクピ)三打で始まる
- かかる時間
- 数分。自分のペースでひと手間ずつ
- 準備するもの
- なし
鉢盂供養に込められた意味
鉢盂は、修行者が食を乞うて食べていた器から受け継がれたもので、全員が同じ器に同じ食べ物を受ける平等と、食べ物を残さない節約をあわせて表しています。食事の前には、食べ物が届くまでの苦労を振り返る偈文(五観偈)を唱えるお寺が多くあります。細かな手順や器の置き場所は、お寺ごとに少しずつ違います。
水まで飲む理由
食べ終えたあと、キムチやたくあんをひと切れ残して鉢をぬぐい、その水を飲むのは、唐辛子のひとかけらも捨てないという心から来ているとよく説明されます。最後にすすいだ水(千手水、チョンスムル)は別に集めますが、この水が澄んでいなければならないと教えるお寺が多くあります。
初めての方によくある失敗
- お腹がすいていて多く受けすぎること。食べきれる分だけ受けます。
- スプーンと器がぶつかる音。ゆっくり持ち上げて置けば減ります。
- 隣の人より早く終えようとすること。みんなのペースに合わせることも供養の一部です。
鉢盂供養の順番
- 鉢を広げる 竹篦の音に合わせて風呂敷をほどき、四つの鉢を決まった位置に広げます。
- 食べ物を受ける 清水とご飯、汁、おかずを順に受けますが、食べきれる分だけにします。受ける順番はお寺によって少し違います。
- 感謝していただく 食べ物が届くまでの手間を思い浮かべながら、音を立てずにゆっくり食べます。
- 水を注いでぬぐい、飲む 残しておいたおかずひと切れで鉢をぬぐい、水を注いですすいだら、その水を飲みます。
- 千手水ですすぐ 清水でもう一度鉢をすすぎ、その水は別に集める器に注ぎます。
- 鉢を片づける 鉢をきちんと重ねて風呂敷で包み、合掌します。
Hapjangで試す
寮舎の大部屋の鉢の席へ行くと、竹篦三打で食事が始まります。鉢を押して、広げる、食べ物を受ける、感謝していただく、水を注いでぬぐって飲む、千手水ですすぐ、鉢を片づける、までの六つの手順を自分のペースで進めます。コヨサ時刻の朝5時から9時のあいだは「朝の鉢盂供養」に変わります。終えると手帳にスタンプ「鉢」が押されます。
よくある質問
鉢盂供養ではなぜ器を洗った水まで飲むのですか?
食べ物を少しも捨てないという心から来ているとよく説明されます。おかずひと切れで鉢をぬぐった水を飲み、最後にすすいだ水だけを別に集めます。
鉢はいくつ使いますか?
一般に、ご飯、汁、おかず、清水を入れる四つを使います。お寺や儀式によって数や置き場所が違うことがあります。
テンプルステイの鉢盂供養、初めてでも難しくないですか?
たいていはお坊さんや案内役の方が手順を教えてくれます。事前に一度手順をなぞっておくと、戸惑いが少なくなります。
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